小沢氏の事情聴取問題で民主に緊張感 国会、参院選にも影響?(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が購入した土地をめぐる疑惑で、東京地検特捜部が小沢氏に事情聴取に応じるよう要請したことが一斉に報じられた7日、党内は重苦しい雰囲気に包まれた。民主党の最高実力者である小沢氏に捜査の手が伸びれば、党はもちろん、鳩山政権も甚大なダメージを被るのは必至。小沢氏の元秘書、石川知裕衆院議員も任意で聴取を受けており、党内は捜査の行方を固唾(かたず)をのんで見守っている。

 都内の小沢氏私邸前には、7日午前6時半前から報道陣が集まり始め、約20人に膨れ上がった。私邸の正面や裏手には警察官が配置され、蛇腹式のバリケードも設置されるなど警備態勢が敷かれた。

 7日は小沢氏の公式日程はなく、その動きは報道陣をけむに巻くものだった。小沢氏は午前10時過ぎに黒のワンボックスカーで私邸を出発。車両は都内にある複数の個人事務所を転々としたが、車を追いかける報道陣が気づいたときには、車中に小沢氏の姿はなかった。

 小沢氏本人の事情聴取で疑惑がますます深まれば、国会審議はもちろん、夏の参院選で与党が受けるダメージは計り知れない。

 民主党の山岡賢次国対委員長は7日、さっそく国会内で記者団に「国会審議に影響するとは思っていない」としきりに予防線を張った。

 党幹部は「特捜部は18日の国会召集までにケリをつけるために急いでいるのだろうが、党のイメージは悪い。幹事長には記者会見で説明してもらいたいが、そういうことはしない人だし…」と語る。

 党代表でもある鳩山由紀夫首相は「小沢幹事長の問題は小沢幹事長ご自身が当然判断される問題だと思っています」とひとごとのように語ったが、他の与党にも懸念の声は広がっている。

 社民党の重野安正幹事長は「真実を究明する上で、小沢氏が役割を果たすことに期待する。それ以上のことは言えない」と言葉少なに語った。国民新党幹部も「これから小沢問題が出てくると分かっているから今は(野党は)静かにしている」と話した。

 党執行部は石川氏についても気をもんでいる。特捜部は来週中にも石川氏を政治資金規正法違反容疑で在宅起訴するかどうかを最終判断するとみられるが、立件された場合に、議員辞職または離党を余儀なくされる可能性が取りざたされている。

 石川氏は周囲に「オレはどんなことがあっても辞めない」と漏らしている。だが「精神的に相当追い詰められている」(周辺)とされ、親しい議員が頻繁に連絡をとり励ましている。副幹事長の一人は「陸山会が土地を購入した当時、石川氏は小沢氏の秘書だ。議員としての責任は問われない」と擁護する。

 民主党は平成20年秋に、当時衆院議員だった前田雄吉氏がマルチ商法業者から講演料を受け取った問題で離党させ、衆院選への立候補を断念させた経緯がある。衆院選で悪影響が出るのを恐れたためだが、今回も党は石川氏の処遇に頭を悩ますことになりそうだ。

【関連記事】
陸山会疑惑で大島氏「民主は異常」 首相は「小沢氏自身が判断」
注目の小沢氏、無言で自宅を出て個人事務所へ
小沢氏聴取へ 徹底解明が検察の責務だ
民主党 政党助成金などを野党に重点配分 小沢幹事長が主導
西松違法献金 石川議員ら証拠隠滅か 強制捜査前後に資料搬出 

m816p7wpのブログ
いわおのブログ
即日現金化
債務整理・自己破産
ショッピング枠現金化
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。